義父・松川宗義は長野県上田市の生まれ。その後茨城県石岡市を経て水戸市にて水戸公衆放送協会を創業。

事業を営む傍ら、趣味として正に死の直前まで時間を惜しんでは旅した風景を、また目の前の自然を描き続け、1990年他界しました。

各地で見たまま感じたままを水彩に託した作品が中心です。

独学で学び描き続けた絵は専門家からみたら欠点だらけかも知れませんが、ピュアな心をそのままストレートに筆に託した絵は、彼の人生そのものであり、自然の偉大さに対しての祈りだったようにも思います。

生まれ故郷の信州をこよなく愛した彼の作品のStartは信州の山々への深い想いだったかという気がします。

没後、彼の作品は愛してくれた友人にまた各種施設等へと寄贈されました。現在ではその数百点にのぼる作品の全貌を知るよしもありませんし、体系だって掲載することが出来ません。

また、大半が素人の小生が写した写真からの掲載ですので筆のタッチや本当の色も出ておりませんが、作品の面影だけでも見て頂きたいと思い掲載しました。  地頭所 惇